祖父が講師として機械の事を教える仕事をしていた影響があったので、就職の事も考えて学校は機械科に進みました。ある時、実技指導の講師として、東洋空機製作所の寺子屋(後述)の校長先生やベテランの技術者の方が来校された事があり、学校の先生よりも旋盤の技術が上手でびっくりしたのが、この会社に興味を持ったきっかけです。その後在籍している学校の先輩からも話を聞いて、この会社に入社したい気持ちが強くなり、先生の勧めもあってこの会社を選びました。入社して最初に寺子屋で指導を受けるのですが、機械を扱う前の整理・整頓やモノの扱い方、一つ一つの機械の扱い方、各種計算の仕方やプログラムのやり方、加工の順番など、必要なことは全てここで教えて頂きました。おかげで削ることについては難しい作業でも出来るようになったと思います。
現在マシニングセンターを使って、チェーンホイストの部品を作っていますが、仕事において気をつけていることは、とにかく安全に注意すること。自分が傷つくだけでなく、周りにも迷惑をかけてしまいますので、『不良品になってもケガをしない』というぐらいの意識で作業をしています。あとは測定器をきれいに使って、狂ってしまうことのないように気をつけています。加工作業をしていて合格する品質に一回で到達した時は『やった!』と思いますし、機械にプログラムを入れて加工するのですが、自分で修正して、自分の考えたプログラムで作業をする時はとても面白いですね。先輩方の技術は高くて、自分の作業時間の半分ででき、不良品もほとんど出ないし、さらに機械の事も良く理解しているので、私なんかまだまだですね。また現場は夏場になればとても暑いし、自分の持ち場は自分で責任を持って作業を進めていかないといけないので、やりがいもある半面、大変でもあります。
職場の雰囲気はとても良く、若手からベテランの社員まで気軽に話が出来る雰囲気があります。別の部署の先輩との交流(飲み会など)もあり、この前は会社の懇親会で話す機会があった役員の方から職場で声をかけていただきました。また技術力を身に付けたいと思っている方には、手作業で感覚を養っている事も多く、最新の機械設備もあって、スキルアップできる環境があるのが魅力ですね。
将来はどの機械でも扱うことが出来て、他の人に頼られるような『職人』になりたいですね。一緒に仕事をするなら、とにかく明るくて元気な人で、機械のことが好きな人が良いですね。仕事をするならとにかく一生懸命。お互いに頑張りましょう。
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